行事レポート



 

「こひつじの会」サマーキャンプに参加して

  寺  川 早 苗

長男が小学1年生となった今年、初めてサマーキャンプに親子で参加させていただきました。2泊3日、キャンプに相応しい夏空のもと、蝉しぐれの響き渡る仁豊野淳心の家で行われました。豊田貴範助祭や今春まで箕面教会に滞在されていた神学生のフランシスコさんをはじめ、子どもたちの保護者も同行され、本当にお世話になりました。プールや花火、星空観察、流しそうめんにスイカ割り、バーベキューなど夏の楽しみがいっぱい詰まったキャンプでした。子どもたちも、真っ黒に日焼けして、全身で思いっきり楽しんだことでしょう。集団生活ならではのルールや協力し合うことの大切さなども学べたのではないでしょうか。

印象的だったのは、保護者や同行された大人の方々の、子どもたちが安全にキャンプを楽しめるよう、一生懸命陰で支え、尽力してくださっている姿です。往復の電車・バス移動、3食の食事の準備や洗濯、プールでの見守りや一緒に遊んでくださったり。それはかなりのエネルギーが要るでしょうが、皆、優しく温かく、愛情いっぱいに子どもたちと関わっておられました。そして人柄の素晴らしさ。そこから私自身もたくさん学ぶことができました。

3日目の日曜日には、聖マリア病院内にある、美しい仁豊野教会の聖堂でミサに与りました。ミサでは、司祭の隣に豊田助祭がおられました。子どもたちと接している時の優しい感じとは対照的な凛々しい表情、まさに箕面教会の誇り、大変感動しました。その日は、ベトナム人信徒の方々によるベトナム語での聖書朗読もあり、入祭や閉祭の聖歌は、ベトナム人の方々によるギター伴奏、もちろんベトナム語で歌われていました。南国らしい優しい旋律に何ともいえない温かい気持ちになりました。ミサの最後には、ラウルフォレローの祈りを唱えました。冒頭に、『主よ、教えてください。自分だけを愛さないことを、身内だけを愛さないことを、仲間だけを愛さないことを。』とありました。このキャンプで、大人の方々の姿を通して私自身が気付き、学ぶことができた一節でした。そしてこれらは日常の生活、社会で生きていく中で、とっても大切なことだと強く感じます。

大人になった今でも、子どもの時の夏の思い出は鮮明で、思い出すと懐かしいです。このキャンプに参加した子どもたちも、たくさんの楽しい思い出が作れたと思います。大人になってからも、きっとこの思い出を覚えていることでしょう。みんな、健やかに成長していきますように。このキャンプでお世話になった大人の方々のように、愛情深い、優しい人になってくださいね。そして、無事キャンプを終え、全員が元気に箕面教会に帰ってくることができました。お世話になったすべての方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。